「そだね。あたしにとっては、偶像(アイドル)かな。今の日本のテレビ用語より、原題に近いけど」
「へー。どんな奴? かわいー? カッコいー? イケメン?」
「妖怪」
「けったいなフカシこくなよ(Yeah right! No kidding!)!」
「ちょっとちょっと。どんどん地が出てるよ。いくらなんでもベロが現地過ぎるよ。橋元先生に聞かれたら泣き付かれるじゃん。あたしが。冗談じゃないってぇの」
「よりにもよってお前がそれ言うか(Ditto, ditto! Tiresome muggins!)! ええいやだっておま、つい……ちゅーか。タイプが妖怪って。おま」
「いや。好きになったのが妖怪だっただけだから。妖怪が好きなんじゃないから。ここ重要」
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