, どうしよう。冷蔵庫に
牛の小便がボトル置きしてあることについて、深入りしたくなくて今日まで来てしまった。
なんでだろう? なんで牛の小便が冷蔵庫で冷やしてあるんだろう? 畑に撒くんだろうか? だとしても、冷やす意味はどこにあるんだろうか? っていうか、まずもって牛乳と並べて置いてほしくない。神経質でしょうか俺。
我慢できなくなったので、桜獅郎に聞いてみた。冷蔵庫を開けて、あのさぁ……この、牛の小便なんだけど。なんで冷やしてあんの?
返事はこうだ。
「そりゃお前、冷やさなかったらまずいじゃん」
なにがだ。 ああいや、うん。きっと勘違いだ。冷やしておかないと使い勝手が悪いってことなんだ。マズイってのは。だろ?
……いや待て。飲まないよな? これ飲んだりしないよな?
「これは飲めないよ」
ああ良かった。
「薄めないと」
薄めて飲むのかっ!? 飲尿療法は聞いたことある……聞いたことあるけれども! けれどもあれは確か自分の早朝尿を飲むってアレであって、牛のションベンはちょっとどうよオイ! 日本人って……日本人って……?
「あれ? 麻祈は飲んでみたこと無かったっけ?
なんなら飲んでみる?」
勘弁してください!! ええと。つまりは、そういうことだ。
「CALPIS」は、日本的に発音するなら「カルピス」だけど、英語的に発音すると「カゥピス」になってしまう(この差異は、ちょうど、「milk」が「ミルク」ではなく「メゥク」となっているような具合だな)。
この「カゥピス」、どーしても
「cow piss」=「牛の小便」に聞こえてしまうんだ。食べ物のイメージとしては最悪だと思わねぇか? 「ピス(piss)」「ピー(pee)」は、おしっこの俗語だからなぁ。
こーいった致命的ことを、日本人は結構やらかしてくれちゃってる。ポッキー(菓子)だろ、ポカリスエット(飲料)だろ、クリープ(コーヒーに入れるアレ)だろ……
まあ、カルピスは「CALPICO(カルピコ)」、ポッキーは「MIKADO(ミカド)」って名称を変えて、素知らぬ顔して売ってるんだけどな。あっちの方じゃ。
興味があったら、調べてみるのも一興かもしれないぞ。んじゃまあ、今回はこんなところで!
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
【はみだしDNDDこらむ】
ポッキーとポカリスエットについてはどこかで蛇足にした覚えがありますが、クリープについてはまだでしたかね。
「クリープ」は「creap」であり、注釈に「creamy powder」とあります。しかし「クリープ」と聞いて英語耳が連想するのは、まず間違いなく「creep」です。これは「嫌な野郎」「うじうじした暗い奴」「虫けら」のような意味になり、やはり食べ物のイメージとしては暴落になります。
そもそも論として、この「creamy powder」というやつが、イメージ的に妙ちきりんです。日本語的には「(飲み物を)濃厚な味わいにしてくれる粉末のクリーム」と言いたいのでしょうけれど、だったら「powdered cream」だろうよ。「creamy powder」ってのは、パウダーがクリーミーってことだぞ。
「濃厚でコクがある味わいの粉」ってなんだよ?
とまあ、こーいった穿(うが)った見方をしてみると、世の中おもしろいこともあるということで。別にこれ、DNDDがつむじまがりなだけじゃありませんから! 本当なんですからね!
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